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■ オジーの東京ブラツ記0006 『世界蘭展』2013.02.23

世界蘭展

行ってきました、インターナショナル オーキッド フェスティバル 2013 in東京ドーム。 世界蘭展は初めてで仙台夢メッセでは何回か東北蘭展を観たことがありました、世界と名の付くことだけあって出展されるオブジェの数、出店している蘭生産店、見物客と関係者スタッフの人の数の多さにはびっくりでした、東京は全てに置いて規模が大きく群衆化している。 
 
 それぞれのオブジェはいくら掛っているのだろう、とつい計算してしまいそうな豪華さ、一鉢3万円もしそうな胡蝶蘭を色とりどりに絨毯や壁紙の様に貼り付け、カトレヤの花が無造作に観えるほど敷き詰められていて、一本頂いて胸襟に差しカラオケでも唄いたい衝動に駆られました、きっとワンブース1千万はするでしょう。

 幾つものブースを巡って行くと中央付近にやや遠めに人垣があり思い思いにカメラのシャッターを切っていました、何事かとその先を観越したら何か小さな一輪の蘭が高い処に鎮座ましましておりました、他の豪華絢爛な花々に比べたら何の変哲もない色合いもくすんだ只の蘭一輪でした、少なくても私にはそう観え他の人も同じように思ったことでしょう、ところがそれが世界蘭展日本大賞に輝いて群衆の眼が注がれていたのでした、どこが大賞に値するのか判りませんでした。

 かの有名な假屋崎省吾もオブジェを出展しトークショウなどのデモンストレーションもおこなって居た様でした、帰りがけに遠目に見掛けた彼は痩せて華奢な金髪のロン毛だけが目立っていました。 ドーム内の観客は2対8位で婆が圧倒して爺婆で一杯でした、上向きの鼻が乱れ咲き本来の可憐で清楚な蘭は凌駕されそうでした、蘭は花の形が美しい女性の秘部に極似していると謂われています、そんな風に観察して観ている人は勿論少ないと思いますがね、美しいかどうかは判らないが布袋蘭は、存在感を示して多くは上向き蘭の3歩後ろで咲いていました、さながら歩く布袋蘭と上向き蘭のオンパレードで豪華絢爛な蘭との素晴らしいコラボレーションでした。以外に多かったのは布袋蘭同志で並び咲き競う珍華、どんな同志なのでしょうかね。
 
 出店ブースには日本各地の蘭生産農家や、亜熱帯系国の生産者のオジサン達が呼び込みをしていて、ついつい顔を観ていたら「はい!お客さん廉いよ!千円、センエン!」の呼び声に衝動買いしてしまいました、私の下宿3畳1間の軋む窓辺に先日買った梅の盆栽と華美を競うことになりました。